ONLINE MAGAZINE/REDS VOICE
1997.10.15 VOL.12

ナビスコカップ、対ジュビロ戦に向けて


信じる道を突き進んでいく!

〜10/14ベルマーレ戦直後の監督記者会見から〜



photo 今日は、延長の末だったが、シーズン最後の試合を勝ったということで、いい締めくくりができたと思う。
今日の試合は、戦術的なことの理解や、中盤でのマークのずれとか、アグレッシブ性など、このあいだのヴェルディとの試合に比べてうまくいっていなかった。 そういった意味では、満足できていないが、勝ちは勝ちということで、いい締めくくりに できたのではないと思っています。
我々は、これからナビスコカップに向けて準備に入るのですが、ギドが今日の試合で太腿の軽い肉離れを起こしてしまいました。彼は大変重要な選手で、(次の試合は)怪我の具合とか様子を見ないといけません。(いずれにしても)これから次の試合のジュビロ戦に向けて精一杯準備をしていきたいと思います。

Q
セカンドステージでは必要な選手も入ってきて、チームも整ってきたと思うのですが、目指していたサッカーはどのようなものだったのか、そして、それがうまくできなかったのだと思うのですが、理由を聞かせて下さい。

A
photo いつも試合を見てくださってわかると思うのですが、1stステージはもちろん、2ndステージも当然ですが、(今シーズンの)結果やサッカーには満足していません。
私は魔術師ではないので、勝つと宣言したからといって必ず勝てる訳ではありません。しかし私は監督としてタイトルをとるためにここに来ました。その結果を出すには、我慢とか時間が必要になってきます。 私自身は、ヨーロッパでいろんなオファーがあったのですが、三菱と長い間の付き合いがあったということもあり、ここでやろうと決断して今ここにいます。(今は)私がやろうとしているサッカーに対して、まっすぐに向かって突き進んでいきたいと考えています。(自分のサッカーを)信じているつもりです。
私は、多くの観客、特にレッズの観客、サポーターは、日本の中でも一番すばらしいと思っています。
その中に少しサッカーを理解していない、我慢や忍耐が少し足りないサポーターもいますが、私はその人達にも、そして多くの(素晴らしいサポーターの)皆さんにも、私がやろうとしているサッカーを必ず実行して、(その結果を)みんなに見せたいと思っています。