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HEARTFULL CAREハートフルケア

浦和レッズは、地域のみなさんがクラブやスポーツを通じて、笑顔にあふれ健康で幸せな生活をしてほしいと願っています。
【ハートフルケア】では、コロナ禍でより深刻化する、生活に困っている家庭や子どもたちの課題解決や緩和をしていくため、プロスポーツクラブとしての人材やノウハウ、ネットワークを活用したスポーツプログラムを実施します。この活動により、子どもたちの笑顔創出と心身のストレス緩和を目指します。

ハートフルケアの実施概要

実施時期 11月20日(土)
実施場所 埼玉スタジアム2○○2 第4グラウンド
対象者 子ども食堂を利用する子どもたちとご家族(事前募集)
実施内容
  • 1)ハートフルクラブ・落合 弘キャプテンによるハートフルトーク

    家庭や子どもたちに「元気」と「勇気」を与えるメッセージトーク

  • 2)ハートフルサッカー体験

    ボールフィーリングほか、子どもたちを「笑顔」と「元気」にするプログラム

  • 3)アンプティサッカー体験

    障がい者への理解やノーマライゼーション精神を醸成

  • 4)浦和レッズの試合観戦

    スタジアムでの非日常体験を通じて親⼦での思い出づくりを支援

協力
後援 埼玉県
活動の目的と期待する効果
  • 子どもたちに元気と勇気と笑顔を届け続けること
  • 子どもたちがサッカーを好きになり、クラブを好きになり、スポーツを通じて心身とも健康に成長すること
  • 日ごろなかなか経験できない非日常体験を通じ、家族の絆を深め、楽しい思い出の1コマを作ってもらうこと

11/20実施!ハートフルケア レポート

20日、埼玉スタジアムの第4グラウンドで『このゆびとまれっず! ハートフルケア』が開催されました。
『このゆびとまれっず!』とは、地域の課題解決を目指し、クラブがきっかけとなって(=浦和レッズが指を掲げて)、支援者・賛同者とともに(=仲間を募って)、継続・拡大していく活動です。

この活動の一環として開催された『ハートフルケア』では、落合 弘キャプテンのトーク、ハートフルサッカー&アンプティサッカー(※1)体験、そして明治安田生命J1リーグ 第36節 横浜F・マリノス戦【MATCH PARTNER 三菱重工】の試合観戦の3つのプログラムを実施。さいたま市子ども食堂ネットワークが事前募集した子どもたち、65名が参加しました。

※1 アンプティサッカーとは
主に上肢又は下肢の切断障がいを持った人々により行われるサッカー。障がい者スポーツに必要とされる専用器具を必要とせず、日常の生活やリハビリ医療目的で使用しているクラッチ(松葉づえ)で競技を行う。

Program 01落合キャプテンからの「ハートフルトーク」

画像:落合キャプテンのトークの様子1
画像:落合キャプテンのトークの様子2
画像:落合キャプテンのトークの様子3

日本代表のキャプテンを務めたこともある落合キャプテンは『ハートフルトーク』という名目通り、心のこもった熱いメッセージを子どもたちに伝えました。

落合キャプテンからのメッセージ(要約)
  1. 「一生けん命にやろう」
  2. 「楽しもう」
    画像:落合キャプテン

    一生懸命やるとしんどい。一生懸命やっていてもなかなかうまくいかないことはある。でも、やってみるとうまくいくことがあるんだよ。諦めないでやっていると、こんなフェイントできた、こんなボレーシュートできた、ってなるぞ。だから一生懸命やりましょう。それを楽しみましょう

  3. 「思いやりを持とう」
    画像:落合キャプテン

    パスは思いやりがないといいパスは出せないよ。パスはAからBに渡ればいいってものじゃない。いいパスっていうのは、出す人がもらう人の立場に立って、あの人は何をやろうとしているのかな?どんなことを考えているのかな?こんなことをやろうとしているのか、そこまで考えて、思いやりをもって出したボールがスーッといったら、それがナイスパス

  4. 「考えよう!」
    画像:落合キャプテン

    入ると思ってシュートを打ったのに、GKに取られたり、枠を外れたりするときはあるよね。そういうときに、『取られちゃったよ』と思ってボーッとして終わるんじゃなくて、『なんで取られちゃったのか?』と考える。心が読まれたのか?ゴールをしっかり見てなかったのか?しっかりと考えられる人がどんどん上手になっていくものなんだよ

Program 02ハートフルサッカー&アンプティサッカー体験

画像:子どもたちがアンプティサッカーを体験している様子1
画像:子どもたちがアンプティサッカーを体験している様子2
画像:子どもたちがアンプティサッカーを体験している様子3

ハートフルサッカーでは、初めは恥ずかしがって溶け込めない子どももコーチたちの声掛けにより徐々に打ち解けながら楽しみました。
埼玉県深谷市に拠点を置くクラブチーム「FC ONE TOP」協力によるアンプティサッカーでは両手に慣れないクラッチ(松葉づえ)を持ちながら一生懸命にプレー。落合キャプテンも「子供たちの笑顔を見ていれば、言うことはないですよ。めちゃくちゃうれしいですよ」と言ったように、必死さと笑顔に溢れる素敵な空間となりました。

子どもたちも「点が取れて楽しかった」、「(ハートフルの)人数ゲームをまたやりたい」、「アンプティサッカーは初めての体験でとても難しかった」などと話していました。

Program 03浦和レッズの試合観戦

画像:子どもたちがレッズの試合を観戦している様子1
画像:子どもたちがレッズの試合を観戦している様子2
画像:子どもたちがレッズの試合を観戦している様子3

子どもたちはケンタッキー・フライド・チキンの特製弁当を食べながら、スタンドで試合を観戦!さいたま市子ども食堂ネットワークの本間 香代表によれば、ほぼ全員が初めてレッズの試合を生で観戦とのこと。「また試合観戦したいです。これからも浦和レッズを応援します」など、存分に楽しんでくれたようです。

参加者のみなさんから感想をいただきました
  • 「子どもたちは、アンプティサッカーが一番印象に残ったらしく、帰宅してからも『杖を使うサッカー!あれ、何ていうんだっけ??』と、得意のネット検索で色々調べていました。 アンプティの意味や、歴史を知って、親子揃ってなるほど~と新たな発見だらけでした! それに、サッカーのことだけじゃなくて、先生方がどんな理由で腕や脚が欠損したのかを包み隠さず話してくれたり、実際に見せてくれたりしたそう。 すごくびっくりしたと言っていましたが、その時聞いたこと見たことを、子どもはしっかり覚えていました。 多くは聞かなくても、きっと色んなことを感じて考えたであろうことは分かりました。 今回のように、実際に触れあって一緒にサッカーをすることで、学ぶことや理解を深められることは沢山あるのですね。

    普段、当たり前のように感じている健康に感謝しながら、色んなことに目を向けて子どもたちが体験したり、学んでいくことを後押ししていけたら、と私も色々考えさせられました。

    浦和レッズの方々や、ケンタッキーさん、沢山のこども食堂のスタッフの方々、色んな大人が、子供たちのためを思って動いてくださっていたのだろうと思うと本当に有り難いことです。

    同時に、愛されるような子どもたちに育ってほしいですし、公共の場でルールを守ることや、挨拶やお礼を伝えたりすることなど、最低限の親の務めを子どもたちにしっかり伝えなくてはいけないと改めて感じました。 そうやって反省しながら、親も成長しなくてはですね!」

  • 「埼スタを出たところの公園で今日がイルミネーションの点灯式だったようで、それも見て帰ってきました! 盛り沢山で楽しい1日でした。 ありがとうございました!」
  • 「子どもにとって、サッカーを習いだしてからはじめてのレッズ戦!!!目をキラキラさせて観戦していました。
    興奮冷めやらないままサッカーの練習がありましたが、いつも以上に頑張れたようです」

  • 「習い事が土曜に入って、なかなかパントリーも行けない中、子ども食堂のみなさんはもちろんですが、懐かしいメンバーにも会えて親も元気になりました。

    自宅でゲーム遊びになってしまうことが増え、外に連れ出すのが大変になってきていて、サッカーも習ってないので、友達とも差があるからと卑屈になったりしていましたが、すごく楽しかったようです。何度も、『今日は本当楽しかった~』と話していました」

  • 「スタジアムに着いた直後は、今の家の子には難しいかな。どうなるかな。と心配ばかりでしたが、落合キャプテンをはじめ、たくさんのコーチが、子どもと同じ目線にたって距離を縮めてくださり、時にはを抱き上げて、周りのみんなと同じ目線でボールを蹴らせてくれて、、、皆さんの優しさに感動するばかりでした」

  • 「一生懸命やることでサッカー選手になれるのかなぁ!と息子が言って、がんばりたいと言ってました。ケンタッキーも美味しかったし、初めて観戦見られてカッコ良かった。旗振りの人ずっとで大変そう」

コロナ禍で開催が延期となっていた「ハートフルケア」でしたが、晴天の中で無事に実施でき、多くの子どもたちの笑顔に触れることができました。そして、試合でも浦和レッズが勝利!
これからも「このゆびとまれっず!」の活動を通して、地域のみなさんに笑顔と幸せを届けたいと考えています。

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