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「自分たちは90分間、一貫したプレーをしたい」ペア マティアス ヘグモ監督(定例会見 7/18)
18日、ペア マティアス ヘグモ監督の記者会見がオンラインで行われ、7月20日(土)に埼玉スタジアムで行われる明治安田J1リーグ 第24節 北海道コンサドーレ札幌戦【MATCH PARTNER ポラスグループ】に向けて意気込みを語った。
「みなさん、こんにちは。前節の京都(サンガF.C.)戦では攻撃のラストサードのところに計31回入ることができました。前半で18回、後半は13回でした。そこでのクオリティーを上げるという話を今週のミーティングやトレーニングでも行っています。ここ最近の試合の得点の場面を見せ、チャンスメークや得点のいい形も見せました。攻撃のバリエーションもしっかり増えてきていると思います。場合によってはスピードアップし、縦に速いプレーをするようになってきているので、そこは非常に良かったと思います。(西川)周作の攻撃への関わり方もさらに良くなってきていると思います。また、前節の(井上)黎生人のプレーも非常にポジティブだったと思います」
(怪我で離れている選手の中で安部裕葵選手については分からないことが多い。トレーニングマッチに出場している写真などは見ているが、公式戦にアプローチできる状態なのか?それとも公式戦に出場するためにはまだ大きな何かが必要なのか?)
「離脱したりすることもある今シーズンですが、今は特に重症というわけではありません。今シーズンの立ち上がりから彼のことを見てきていますが、今シーズン中に彼の姿を公式戦で見ることができればと思っています。みなさんもご存知のように、彼は特別なスキルを持っています。怪我の予防をしっかりしながら、安定したプレーを見せてくれることをクラブ全体、選手もスタッフも望んでいます。現時点であまり推測はしたくないですが、たとえば8月に彼を見ることができればうれしいですね」
(今までウイングに本職の選手がいないことでゆっくり攻めることが多かったと思う。それは厚みのある攻撃につながっていたかもしれないが、突破力があるウイングが入ると攻撃は速くなる。そうすると間延びして行ったり来たりが激しい試合になることも予想されるが、その辺りのバランスはどう取ろうとしているのか?)
「スピードのあるウイングがいると背後のスペースを突くことができます。そこでボールのロストがあるかもしれませんが、しっかりとやればそこまでオープンな展開にはならないと思います。ツールが増えると見ています。特にラインが高かったりして背後にスペースを空けるチームに対しては、前線の3人にはスピードがあることが望ましいです。スピードというのは走りのスピードだけではなく、判断のスピードも必要です。そのコンビネーションが大事です」
(欧州選手権や南米選手権が行われていたが、今の世界のサッカーについて感じたことや学びを得たことはあったのか?)
「スペイン対イングランドは非常に興味深い決勝でした。戦術的に前半はお互いを消し合うような展開でした。スペインは個人に特殊な能力があるなどして、それが勝敗を分けたと思います。サッカーが発展している中で、個人の特殊能力は違いを生むことができると思います。ただ、今大会で何か新しい発見があったわけではありません。こういう大会でたとえばジョージアのような国が、特別な選手がいる状況でいい驚きをもたらしてくれました。いわゆるサッカーで強豪国ではない国でも結果を残せるということが見られました。ワールドワイドでサッカーのトレーニングの文化が発展していると思いますし、その中でサッカーが発展しています。戦争なども起こっているこの世の中で、ウクライナを含めたくさんの国が連係をして、コミュニケーションを取って、ただのゲームではなく、たくさんの人を魅了する会場が出来上がったのではないかと思っています。そしてVARに関する議論は今回あまりなかったですね。うまく運用されていたと思います。国によっては、たとえばノルウェーやスウェーデンなどではVARは廃止した方がいいのではないかという議論があります」
(偶然にも湘南ベルマーレ、京都サンガF.C.、そして今週末の札幌と残留争いをしているチームとの対戦が続くが、湘南戦や京都戦を終えてJリーグに関する新しい発見はあったのか?)
「毎試合学ぶことはあります。そしてJリーグでは簡単な試合はないということもよく分かります。京都も我々と対戦する前にいい結果を残してきていました。札幌は(ヴィッセル)神戸との引き分けもありました。ただ、我々が長い時間、自分たちでボールを持って支配することはできたと思います。チャンスメークもあり、ゴールも決めることができました。どういうサッカーをプレーしたいのかということに関して、全体がさらに自信を持ってそれを表現するようになってきたと思います。
以前もお話しましたが、一つの要素について触れるならば、選手の戦術的な能力の向上です。最初に思いついたことをやるのではなく、ファーストチョイス、セカンドチョイスを持っておいて、さらに状況に応じてサードチョイス、フォースチョイスと判断を変えていく能力が上がってきていると思います。レッズのサッカーの攻撃でそれが特長になってくれればと思っています。攻撃の中でたくさんのツールを持つということでもあります。使うべきスペースの読みのところですね。後ろからビルドアップしている中で、つなぎながら上がっていくのか、よりダイレクトに背後を突くのかというところです。ボールを持ったときにさらに自信を持ってプレーすることができればと思います。
高い強度の守備でボールを奪取することも良くなってきていますが、次のレベルに押し上げたいです。ボールを失っても奪い返すことができるようになってきていると思いますので、それも我々のアイデンティティーの一部になればと思っています。Jリーグは非常に魅力的なリーグだと思います。日本人はJリーグを誇りに感じてもいいと思います。ファン・サポーターの方々の姿も素晴らしいです。世界でも通用するスタジアムもありますし、どの部門を見ても人々がプロフェッショナルに仕事をしていると思います。
その中にはサッカーに対するいろいろな考え方やプレーの仕方があります。たとえば札幌はマンツーマンでハイプレスを掛けるチームです。そういった意味では少し、京都に似ているところがあります」
(今シーズン、フル出場を続けているマリウス ホイブラーテン選手の成長をどう感じているか?)
「今シーズン全試合に出ている非常に強い選手だと思います。今シーズンに関してはビルドアップに積極的に参加するようになっていますので、そこが彼の成長したところだと思います。そして、(アレクサンダー)ショルツが去ったことによって、さらにリーダーシップを発揮していると思います」
(先日の公開トレーニングで中島翔哉選手が完全合流していたが、彼がチームに与える影響についてどう考えているか?)
「今シーズン、彼は能力を発揮していると思います。シーズンの立ち上がりのところでフィジカルも向上させてきました。ボールを持ったときに強度の高いプレーができる選手ですので、チームに対する影響力は大きいと思います。素晴らしいスキルを持っています。1対1での能力も高いと思います。そして、彼も成長していると思います。攻から守への切り替えでしっかりと責任を持って守備をするようになりました。中断期間の後、またメンバーの1人として数えられるようになればと思っています」
(中島選手の札幌戦の出場は無理だということか?)
「彼の状態を明日も見て、最終的に見極めたいと思います」
(札幌戦の勝利へのキーポイントは?)
「攻撃はマンツーマンでマークしてきますので、攻撃の1対1で相手を剥がすことができればチャンスが開けてくると思います。相手のプレスを剥がすことがキーファクターになると思います。1対1でたとえばドリブルで抜くことも一つの形ですし、コンビネーションで崩していくことももう一つ、そして背後を突くこともやり方の一つだと思います。そして90分の流れの中でもいろいろな時間帯があります。状況が変化していく中で、自分たちは90分間、一貫したプレーができればと思っています。それから、暑い中で疲れを感じはじめているところで集中力や注意力を切らさないことも一つの能力だと思います。たくさんの要素があると思います」
(あらゆる局面で数的優位をつくり、主導権を握って勝利することを期待している)
「そうですね。我々もそうしたいと思っていますし、次の試合を埼玉スタジアムでプレーできることを楽しみにしています」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
「みなさん、こんにちは。前節の京都(サンガF.C.)戦では攻撃のラストサードのところに計31回入ることができました。前半で18回、後半は13回でした。そこでのクオリティーを上げるという話を今週のミーティングやトレーニングでも行っています。ここ最近の試合の得点の場面を見せ、チャンスメークや得点のいい形も見せました。攻撃のバリエーションもしっかり増えてきていると思います。場合によってはスピードアップし、縦に速いプレーをするようになってきているので、そこは非常に良かったと思います。(西川)周作の攻撃への関わり方もさらに良くなってきていると思います。また、前節の(井上)黎生人のプレーも非常にポジティブだったと思います」
(怪我で離れている選手の中で安部裕葵選手については分からないことが多い。トレーニングマッチに出場している写真などは見ているが、公式戦にアプローチできる状態なのか?それとも公式戦に出場するためにはまだ大きな何かが必要なのか?)
「離脱したりすることもある今シーズンですが、今は特に重症というわけではありません。今シーズンの立ち上がりから彼のことを見てきていますが、今シーズン中に彼の姿を公式戦で見ることができればと思っています。みなさんもご存知のように、彼は特別なスキルを持っています。怪我の予防をしっかりしながら、安定したプレーを見せてくれることをクラブ全体、選手もスタッフも望んでいます。現時点であまり推測はしたくないですが、たとえば8月に彼を見ることができればうれしいですね」
(今までウイングに本職の選手がいないことでゆっくり攻めることが多かったと思う。それは厚みのある攻撃につながっていたかもしれないが、突破力があるウイングが入ると攻撃は速くなる。そうすると間延びして行ったり来たりが激しい試合になることも予想されるが、その辺りのバランスはどう取ろうとしているのか?)
「スピードのあるウイングがいると背後のスペースを突くことができます。そこでボールのロストがあるかもしれませんが、しっかりとやればそこまでオープンな展開にはならないと思います。ツールが増えると見ています。特にラインが高かったりして背後にスペースを空けるチームに対しては、前線の3人にはスピードがあることが望ましいです。スピードというのは走りのスピードだけではなく、判断のスピードも必要です。そのコンビネーションが大事です」
(欧州選手権や南米選手権が行われていたが、今の世界のサッカーについて感じたことや学びを得たことはあったのか?)
「スペイン対イングランドは非常に興味深い決勝でした。戦術的に前半はお互いを消し合うような展開でした。スペインは個人に特殊な能力があるなどして、それが勝敗を分けたと思います。サッカーが発展している中で、個人の特殊能力は違いを生むことができると思います。ただ、今大会で何か新しい発見があったわけではありません。こういう大会でたとえばジョージアのような国が、特別な選手がいる状況でいい驚きをもたらしてくれました。いわゆるサッカーで強豪国ではない国でも結果を残せるということが見られました。ワールドワイドでサッカーのトレーニングの文化が発展していると思いますし、その中でサッカーが発展しています。戦争なども起こっているこの世の中で、ウクライナを含めたくさんの国が連係をして、コミュニケーションを取って、ただのゲームではなく、たくさんの人を魅了する会場が出来上がったのではないかと思っています。そしてVARに関する議論は今回あまりなかったですね。うまく運用されていたと思います。国によっては、たとえばノルウェーやスウェーデンなどではVARは廃止した方がいいのではないかという議論があります」
(偶然にも湘南ベルマーレ、京都サンガF.C.、そして今週末の札幌と残留争いをしているチームとの対戦が続くが、湘南戦や京都戦を終えてJリーグに関する新しい発見はあったのか?)
「毎試合学ぶことはあります。そしてJリーグでは簡単な試合はないということもよく分かります。京都も我々と対戦する前にいい結果を残してきていました。札幌は(ヴィッセル)神戸との引き分けもありました。ただ、我々が長い時間、自分たちでボールを持って支配することはできたと思います。チャンスメークもあり、ゴールも決めることができました。どういうサッカーをプレーしたいのかということに関して、全体がさらに自信を持ってそれを表現するようになってきたと思います。
以前もお話しましたが、一つの要素について触れるならば、選手の戦術的な能力の向上です。最初に思いついたことをやるのではなく、ファーストチョイス、セカンドチョイスを持っておいて、さらに状況に応じてサードチョイス、フォースチョイスと判断を変えていく能力が上がってきていると思います。レッズのサッカーの攻撃でそれが特長になってくれればと思っています。攻撃の中でたくさんのツールを持つということでもあります。使うべきスペースの読みのところですね。後ろからビルドアップしている中で、つなぎながら上がっていくのか、よりダイレクトに背後を突くのかというところです。ボールを持ったときにさらに自信を持ってプレーすることができればと思います。
高い強度の守備でボールを奪取することも良くなってきていますが、次のレベルに押し上げたいです。ボールを失っても奪い返すことができるようになってきていると思いますので、それも我々のアイデンティティーの一部になればと思っています。Jリーグは非常に魅力的なリーグだと思います。日本人はJリーグを誇りに感じてもいいと思います。ファン・サポーターの方々の姿も素晴らしいです。世界でも通用するスタジアムもありますし、どの部門を見ても人々がプロフェッショナルに仕事をしていると思います。
その中にはサッカーに対するいろいろな考え方やプレーの仕方があります。たとえば札幌はマンツーマンでハイプレスを掛けるチームです。そういった意味では少し、京都に似ているところがあります」
(今シーズン、フル出場を続けているマリウス ホイブラーテン選手の成長をどう感じているか?)
「今シーズン全試合に出ている非常に強い選手だと思います。今シーズンに関してはビルドアップに積極的に参加するようになっていますので、そこが彼の成長したところだと思います。そして、(アレクサンダー)ショルツが去ったことによって、さらにリーダーシップを発揮していると思います」
(先日の公開トレーニングで中島翔哉選手が完全合流していたが、彼がチームに与える影響についてどう考えているか?)
「今シーズン、彼は能力を発揮していると思います。シーズンの立ち上がりのところでフィジカルも向上させてきました。ボールを持ったときに強度の高いプレーができる選手ですので、チームに対する影響力は大きいと思います。素晴らしいスキルを持っています。1対1での能力も高いと思います。そして、彼も成長していると思います。攻から守への切り替えでしっかりと責任を持って守備をするようになりました。中断期間の後、またメンバーの1人として数えられるようになればと思っています」
(中島選手の札幌戦の出場は無理だということか?)
「彼の状態を明日も見て、最終的に見極めたいと思います」
(札幌戦の勝利へのキーポイントは?)
「攻撃はマンツーマンでマークしてきますので、攻撃の1対1で相手を剥がすことができればチャンスが開けてくると思います。相手のプレスを剥がすことがキーファクターになると思います。1対1でたとえばドリブルで抜くことも一つの形ですし、コンビネーションで崩していくことももう一つ、そして背後を突くこともやり方の一つだと思います。そして90分の流れの中でもいろいろな時間帯があります。状況が変化していく中で、自分たちは90分間、一貫したプレーができればと思っています。それから、暑い中で疲れを感じはじめているところで集中力や注意力を切らさないことも一つの能力だと思います。たくさんの要素があると思います」
(あらゆる局面で数的優位をつくり、主導権を握って勝利することを期待している)
「そうですね。我々もそうしたいと思っていますし、次の試合を埼玉スタジアムでプレーできることを楽しみにしています」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】