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「柏戦と同様に走って闘う準備をしなければいけない」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 10/28)

28日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、10月30日(水)に日産スタジアムで行われる明治安田J1リーグ 第35節 横浜F・マリノス戦に向けて意気込みを語った。

(昨日行われた天皇杯準決勝での横浜F・マリノスの印象はどうだったか?)
「非常にドラマティックな試合でたくさんのことが起こりました。スタッフ全員で見て、いろいろな結論を出すことができました。F・マリノスがどのような形、どのようなメンバーで来たとしても、非常にタフな試合になることは間違いありません」

(強力なFWを前線に残した戦い方は特長的だと思うが、レッズのファーストディフェンスの守り方は改善の余地があるか?)
「そういったところも改善しながら進めていきたいと思いますが、まずF・マリノスに関しては昨年4回対戦しました。おっしゃったとおりF・マリノスは非常に強力なアタッカーがいます。アンデルソン ロペス、エウベル、ヤン マテウス、この3人はJリーグの中でも最もポテンシャルが高い選手たちだと思います」

(彼らの攻撃を封じるためにどのようなところが注意点になるか?)
「まずスペースをあまり与えないことが必要だと思います。ピッチのどの部分でもコンパクトにチームを保たなければいけません。また、1対1のチャレンジが得意な選手たちでもありますので、そこはしっかりと処理しなければいけないと思います」

(F・マリノスは過密日程の中でフィジカル面が厳しい状態であり、レッズの方がコンディション面で有利だと思うが、マチェイ監督はどう考えているか?)
「私はそういうふうに捉えたくないと思っています。今日のトレーニング前のミーティングでも選手たちにそういう話をしました。F・マリノスが疲れているであろう、アドバンテージがあるであろうと思ってしまってはいけない、非常にタフな試合に向けての準備をしようという話をしました。選手たちに期待しているのは、柏(レイソル)戦の前と同じようなアプローチや姿勢です」

(柏戦はチーム一丸となって勝ち取った試合だったと思うが、チームにどんなプラスの影響を与えていると考えているか?)
「残り5試合ではあのような姿が必要だと思います。常に次の試合のことのみを考えて、柏戦と同じように走って闘う準備をしなければいけないと思います。そしてそのような闘いができれば、前線でより多くのチャンスを作ることができると思います」

(F・マリノスはJリーグの中では珍しく、FWを前に残して広がった陣形を取るチームだと思う。それに対してレッズがコンパクトにするメリットもデメリットもあると思うが、一般的なサッカーの話としてそういう相手との対戦の難しさや興味深いところは?)
「F・マリノスにはスキルのある選手たちがそろっています。だからこそ守備時にはコンパクトにチームを保つことが必要です。うまさのある選手にスペースを与えてしまうと守備が難しくなってしまいます。ただ、ボールを奪ったときはこちらのチャンスになると思います。エウベルやヤン マテウスが前に残っているからだけではなく、我々のやり方で相手ディフェンスラインにギャップをつくりながらプレーすれば、そのチャンスができると思います」

(柏戦はサミュエル グスタフソン選手が入ったことで安定してゾーン2、ゾーン3にボールを進めることができるようになったと思う。その状況をつくれれば前でのコンビネーションでどのように相手の守備を崩すかということに集中できると思う。そのステップについてどう感じているか?)
「柏戦はサミュエルにとって非常にいいゲームになりました。特にビルドアップが良かったですが、守備のパフォーマンスもよくなってきていると思います。マテウス サヴィオの近くでプレーしていましたが、しっかりとそのゾーンを守ることができていたと思います。ビルドアップに関しては、彼のいいパス、特にライン間へのパスが通ることによってチャンスの数は増えたと思います」

(1試合勝って連敗が止まったが、選手たちのメンタルをどう観察したのか?たとえば安心した雰囲気なのか?だからこそ危ないと思うのか?それとも勝利したことでチームが前進する雰囲気なのか?)
「4連敗の後でしたので非常にうれしい勝利になりました。クラブもファン・サポーターの方々も必要としていた勝利でした。ここでしっかりと慎重に集中して次の試合に向けて準備していきたいと思います。ガンバ(大阪)戦に勝利した後、次の試合の内容が非常によくなかったという経験がありますので、それは繰り返したくありません」

(昨年F・マリノスと4回対戦したという話や今のF・マリノスの印象についての話もあったが、昨年戦ったF・マリノスと映像で分析する今のF・マリノスに違いを感じたか?)
「(ケヴィン)マスカット監督は4-3-3をよく使っていました。今年はシステムが少し変わっていますが、攻撃の構造はかなり似ているものがあると思います。今年のF・マリノスを見ますと、渡辺(皓太)や天野(純)、山根(陸)など中央にいる選手たちが非常にいい仕事をしていると思います」

(F・マリノスはオープンに戦ってくるので、こちらもすごく攻めたくなる隙、チャンスを見出しやすい相手だと思う。そこで一気に攻めることも必要だと思うが、あまりにオープンになると消耗してしまうこともあると思う。そういう見極めをどのようにしていく必要があると思っているか?)
「F・マリノス戦ではどこまでオープンな試合にするのかということが一つのポイントだと思います。どの時間帯で我々がオープンな展開を仕掛けるのか、というところだと思います。我々はローディフェンスだけで守りたいとは思っていません。ハイプレスも掛けたいと思っていますが、いつ前から行くのかというところだと思います。今はそれは答えられません」

(柏戦はスタメンと終盤に投入した選手で特長や戦い方が変わったように見えたが、そのような試合の流れやメンバーの起用に関してバランスが見つかってきたのか?)
「相手チームのスタイルも考慮しなければいけません。どの試合も違った特長があると思います。柏戦はスタメンの選手たちとその後に途中から入った選手たちとのコンビネーションが非常に良かったと思います。(中島)翔哉、タカ(関根貴大)、チアゴ(サンタナ)、(原口)元気などで後半にアドバンテージを作ることができました。非常にスキルのある選手たちです。そして(長沼)洋一は2分しかプレーしていませんが、彼がいなければ得点は生まれませんでした。あのプレーは洋一から始まっています。この前の試合ではサブの選手たちが非常にいい仕事をしてくれましたが、同じ構成でいくのか、それとも良かったから1人もしくは2人を先発メンバーに入れるのかということを考えなければいけません。そしてそれに関しても今はお答えできません」

(選手間ミーティングについてお聞きします。選手間ミーティングをあまりやってほしくないと思う監督もいると聞くが、選手間ミーティングを行うことについてのマチェイ監督の見解はどうか?)
「経験豊富な選手たちとはいつも話をしています。今は我々にとって難しい時期です。そしてみんなでそこから脱出しようとしています。新たな選手が多くいる中で、私も来てから日がまだ浅い状況です。だからチーム全体、選手たちと一緒にそういった仕事を進めていきたいと思っています。チームの一体感を高めていくためにいろいろなことを考えました。たとえば夕食会を開くなど。しかしあらゆる要素を考えると、選手間でミーティングを行うのが一番ではないかと思いました。そしてこのミーティングは非常に長いものになりましたので、少し驚きました。内容は聞いていませんが、非常にいい効果があったと思っています。ミーティングの後にトレーニングを行いましたが、そのトレーニングですでに選手たちの集中力も上がっていましたし、非常に強いエネルギーを感じました。そのように責任感を持って行動を起こせる選手がいることをうれしく思います」

(今の話を聞いていて質問したくなったが、マチェイ監督はどのようなプレーヤーだったのか?)
「私は2部でしかプレーしていないので、トップレベルでプレーした経験はありません。そして若くして指導者になると判断しました。どのような選手だったかといえば、スケールの違いはあるかもしれませんが、(アレクサンダー)ショルツに似たようなタイプだったと思います」

(選手時代も勝てない時期はあったと思うが、そういうときはどのように振る舞う選手だったのか?)
「選手としての最後のシーズンで似たような状況に陥っていましたが、そのときにキャプテンでした。今思えば、そのときの私の振る舞いは完璧とは言えなかったと思います。その流れの中で退場になった試合もありました。連敗していた中でナーバスになっていた私のリアクションからのものでした」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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